葬儀の受付で記帳する際の注意点は
葬儀の受付で記帳する際にも作法はある。葬儀当日は少し早めに着くようにして受付をする。記帳は略さずに正確に書く。
決められている時間に間に合えばいいのだが、受付が混雑していることもあるので、余裕を持った方がいい。
宗派によって注意点が異なる
キリスト教の場合には遅刻は絶対にしてはいけないことになっているので気をつける。受付では、「重ね重ね」や「もう一度」といったような重ねる意味合いのある文言を使うことは避ける。
また「死ぬ」というようなリアルな文言も使わないように心がける。仏式では、ご冥福をということをよくいうが仏式以外の場合には冥福という文言も使ってはいけない。
お悔やみの言葉は覚えておく
遺族にあいさつをしなければいけないと思っている人も多いと思うが、お悔やみの文言をあえて掛ける必要はない。
遺族とあいさつの機会があっても、声はかけないでもいい。一礼にとどめておくのも、遺族への気遣いになる。
お悔やみの気持ちを伝える場合は「ご愁傷さま」「おくやみ申し上げます」という文言を伝える。普段の会話のトーンよりは下げて伝えるのがいい。
これに対して受付では「本日はお忙しい中お越しいただきまして、ありがとうございます」と挨拶する。
雨など悪天候の場合は、「本日は足元のお悪い中をお越しいただき、ありがとうございます」などとする。
受付の周りで久しぶりに会ったという人と出会ったとしても、葬儀の受付だから、はしゃいだりしないように気をつける。
受付をしている人が知っている人であっても、冷静に落ち着いて対処する。テンションは下げ気味で、当たり前だが、笑ったり、楽しそうにしたりするのは作法違反だ。