結婚スピーチで最初に何を言う?
結婚式のスピーチを頼まれる人は多い。スピーチでの作法について解説しよう。まずは、新郎新婦と自分の間柄を自己紹介する。
新郎新婦の生い立ちやエピソードを紹介し、感動を誘う。もしも新婦と直接かかわったことがなかったとしても、新婦を褒める。
内容によっては事前に確認が必要
普段相手に対して敬語を使っていないのであれば、敬語を無理して使わずに、自分の文言で話した方が、気持ちが伝わる。
新郎新婦のなれ初めを話すという場合には、本人に了承を得てから話す。下品な紹介の仕方にならないように気をつける。
赤ちゃんができてしまって、結婚することになった場合には、新郎新婦の了承を得てから話す。あえて触れない方がいいかもしれない。
結婚式では忌み言葉を使ってはいけない
結婚式のスピーチでは、話してはいけない文言がいくつかある。例として、不吉なことを連想させるような文言や、別れを連想させる、再婚を連想させる文言が入ってはいけない。
具体的には、相次いで、飽きる、痛ましい、失う、切れる、重ねる、消えるといった文言は気をつける。そして「最後に」という文言を使う人もいる。
実はこの文言も避けたい単語の一つだ。何度も同じ文言を繰り返したりするのは、再婚などをイメージする文言とされているので気をつける。
知らず知らずとか、くれぐれもとか度々といった文言がそれにあたる。花文言をスピーチの中に取り入れる人がいるが、花文言の確認はしっかりとする。
結婚式や披露宴に花を添える「花ことば」を知ってる?
披露宴のスピーチで使う花ことば
花ことばとは、花にまつわる花言葉のこと。結婚祝いの花には「幸せが飛んでくる」などの花ことばがつけられている。
結婚式のスピーチの中で、意外と新婦を花に例える人は多いと言われている。「まるでひまわりのように明るく元気で」と言ったように、スピーチを述べた人は、新婦を褒めているつもりで使った。
花のイメージと言葉は違うことがある
しかしひまわりの花ことばをご存じだか?ひまわりの花文言は、実はごうまんという意味だ。新婦のことを褒めるつもりがごうまんであるとスピーチしてしまっているのだから、これは大変だ。
他にも、あじさいの様にというような表現をする人もいるが、あじさいは、「移り気」という意味がある。
ラベンダーも大変いい香りがしてイメージがいいのだが「誘惑」という花文言だし、赤いカーネーションは、母の日にも利用されるから良いイメージを持っている人は多い。
実際は悲恋という花ことばがある。会場に飾る花を選ぶときにも気をつける。その時のイメージで花文言を気にしないのであれば、全く関係ないが、花言葉を気にするなら、作法を守って花ことばを確認しよう。
花を添えるつもりで言葉を贈る
そのうえで花に例えた花を飾る、花をプレゼントするようにした方がいい。意外にイメージのいい花でも、実際の花文言は見た目とは裏腹な意味をもっているというケースもある。最近の若い人は気にしないのかもしれない。
新婦がもしかすると花ことばを気にする人かもしれないから、よく考えたうえで花に関しては述べたりプレゼントしたりする。