50代からのトレッキング、中級者は山の魅力を満喫、おすすめの山5選

終活の知恵
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〜はじめに〜

中級者ともなれば歩く距離も長くなり、それに伴いトレイル(山の登山道など)の難易度も高くなります。同時に、必要な装備(たとえばタオルの枚数など)の増加やトイレの問題など、それまでになかった課題も出てきます。上手くアイテムを活用しながら楽しくトレッキングしましょう。

より長く歩くために・・・

難しいトレイルに挑戦する時、何よりも大切なのが、いかに体力を保ち続けるかということ。決して無理をせず、歩き抜くことを第一に考えましょう。

無駄な力を使わずに歩く

歩く際は、踵から頭まで一本の線を描くイメージで背筋を真直ぐに伸ばし、重心をやや前に傾けて足を出します。太ももやふくらはぎの筋肉を存分に使って歩くのではなく、重心を移動させることによって進むと、足の運びも自然となり、無駄な力を消費しません。ただし、トレイルには木の枝や石などの障害物が落ちていることがあるので、足を前に出す際はしっかりと太ももを上げます。また、股が開いてしまうと体が左右にぶれ、余分に力が逃げてしまうので、足は真直ぐ前に出しましょう。進行方向に真直ぐなラインを引いて、その上に踵を重ねるようなイメージで歩くと、体のぶれが少なくなります。

行動食で、適時エネルギー補給

行動食とは動きながらでも食べられる食品のこと。運動中に食事を摂ることはスポーツの世界でも珍しくなく、一日に数十キロも走破する自転車レースでは激しく体力を消耗するため行動食なしでは完走できないとも言われています。もちろんトレッキングはそれほど激しい運動ではありませんが、疲労がかさむと怪我の原因ともなるので、なるべくこま目にエネルギー補給しましょう。

行動食にはチョコレートバーやゼリーなど、塩分や糖分の高いものがおススメです。特にゼリーはエネルギー変換効率が優れており、ドライフードに比べて喉を通りやすいとのメリットも兼備しています。

注意!:ゼリーにも水分が含まれていますが、十分とは言えません。喉の乾きを感じたら、しっかりとスポーツドリンクなどで水分補給しましょう。

役に立つアイテム

スマホアプリ

様々なアプリで日々の暮らしを便利にしてくれるスマートフォン。トレッキングに役立つアプリもあるので活用しましょう。スマホ一台で事済めば、荷物も軽くなりますね。

方位磁石

Androidスマホは、ほとんどの機種に方位磁石アプリが初期搭載されています。iPhoneに関しては初期搭載されていない機種もありますが、webサイト上でダウンロードして使用できます。

方位磁石アプリには様々な種類があり、たとえばカメラとコンパスを結合して目標物の方位を測定するものや、精密な方位を見やすくデジタル表示するものなどがあります。

地図

広げたり閉じたりするのが面倒な地図もスマホならお手軽です。無料配布されているアプリでも十分な性能を持ち、登山者でも利用する人は多いようです。なお、通信にGPSを使用するタイプだと、電話やメールなどの通信圏外でも使用できます。

緊急連絡

自分の位置情報を知らせます。ただし、メール機能を用いて通報するので通信圏外では使用できません。万一に備えて、事前にトレイルの電波状況を確認しておきましょう。

注意!:スマートフォンは連続使用するとすぐに充電が切れてしまいます。予備の充電池も持っていた方が無難です。

中級者だからこそ守りたい山マナー

もしも途中で「もよおして」しまったら・・・

出発前に用を済ましておくのが基本ですが、トレッキングの時間が長くなると催してしまう可能性も高まります。もしも途中で催した場合は草陰に穴を掘り、用を足した後に埋めておきます。その際土に還りにくいティッシュは埋めずに持って帰るか、ライターなどで燃やしましょう。もちろん火はきちんと消しておきます。

注意!:催した際は決して我慢しないように。腹痛などになることがあります。

目的地までの移動中こそ気を配る

目的の山まで向かう際、公共交通を使用する場合は周囲に迷惑をかけないように気を配りましょう。座席に着く場合にザックを膝上に置くのは当然ですが、立って乗る際も、特に混雑している場合は他の乗客の邪魔になるので荷物棚に載せるようにしましょう。また、帰宅する際には靴や服に付いた土や泥を払ってから乗車しましょう。あるいはビニールを掛けて、土がこぼれないようにするのも手です。

注意!:若者のマナーと同様、中高年層のマナーも近年問題になりつつあります。複数人での移動する際も、大声で会話したりせず、思いやりをもって行動するように心がけましょう。

中級者向けの山選び

景観の良さはもちろんのこと、歩き応えも満足な、中級者向けの山を紹介します。

◆男体山(なんたいさん)・・・標高2,486メートル。栃木県。関東地方有数の高山であり、夏でも涼しい気候が特長です。古代から山岳信仰の対象となっていた。麓には中禅寺湖が位置し景観は見事。山腹に咲く野花も四季折々の眺めを見せる。

◆武尊山(ほたかやま)・・・標高2,158メートル。群馬県。北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山とも呼ばれる。古い火山のため山肌には深い渓谷があり、見事な壮観を醸している。裾野には高原が広がり、リゾート地としても人気。日本百名山、新・花の百名山に選定。

◆雪倉岳(ゆきくらだけ)・・・標高2,611メートル。富山・新潟の県境。飛騨山脈北部に位置し、縦走路の一部として見落とされがちだが、実は高山植物や湿原群など自然の宝庫である。ちなみに「雪」の名が付く日本の山では一番標高が高い。

◆蒜山(ひるぜん)・・・岡山県から鳥取県にまたがり、標高1,000メートル超級の峰々で形成される。その中の上蒜山、中蒜山、下蒜山が「蒜山三座」と総称される。国立公園に指定され、付近に蒜山大山スカイラインが走るなどアクセスが良い。観光客も多く、登山コースも豊富。

◆久住山(くじゅうさん)・・・標高1,786メートル。大分県。火山群の久重連山に属する。紅葉や渓谷、滝など見どころの多い山。周囲には温泉郷があり、観光客は多い。登山道も整備されている。日本百名山九州百名山、大分百山に選出されている。

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