終活の3大準備は、葬儀の事前相談、生前撮影、エンディングノート

〜はじめに〜

終活の3大準備は、葬儀の事前相談、生前撮影、エンディングノートの３つです。本記事では、それぞれについて、簡潔に説明しています。

いつ人生の最期を迎えるのか、それは誰にも分かりません。もしもの時に、残された家族が戸惑うことのないように、自らの葬儀に対する想いを元気なうちに伝えておくことが大切でしょう。そうすれば、家族と共に葬儀の準備をすることもできます。

葬儀の事前相談、見学ツアー

近年、終活への注目から葬儀社では事前の見学会や相談会を行なうところが増えてきました。その内容は、死装束を身にまとっての入棺体験や法要料理の試食会など実に様々。実際に葬儀を行なう際になって、分からないことばかりの状態は避けたいところ。納得の葬儀にするためには、まず自ら葬儀会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

最高の笑顔を残そう「生前遺影撮影」

遺影は通夜、告別式の時に祭壇に飾られる肖像・写真のことです。昔は、加工技術が発達していなかったため、白黒の写真や、古ぼけてしまった写真がそのまま使われることもありました。しかし最近では、デジタル技術の発達により短時間で修正することが可能になっています。古いものだと１０年前、２０年前のものを使用する時がありますが、その場合でも遜色の無いように修正してくれます。もともとの背景を消し、グラデーションのかかったものに作り替えたり、表情に多少手を加えたり、和装から洋装に変える、などが考えられます。また、あらかじめ遺影用の写真を生前に撮っておく人もいます。後々残された家族にとって、いざという時にふさわしい写真を探す手間を省けるので、出来る限り家族の負担を少なくしてあげたい、そう思う人にとっては、便利なサービスといえるでしょう。

また、遺影を作る時間が限られているため、後でもっといい写真に変えたいと思う遺族が増えて来ています。そういった事情から、最近では遺影をもう一度作り変えるサービスも出てくるようになりました。いずれにしても、故人をしのぶ大事なものなので、悔いのないようにしたいものです。

後悔しない想いの伝え方「エンディングノート」

書店には「終活」と共に「エンディングノート」というタイトルの本をよく見かけるようになりました。自らの想いを遺言書ではない型式で気軽に伝えることができる手段として人気です。この中には、葬儀に関する希望を書く欄が設けられています。

例えば、規模や費用の希望、祭壇や遺影、装束など。自分らしい葬儀、人生最後の舞台を自らの意思で実現しましょう。