葬儀の参列できない場合の作法
葬儀に、どうしても参列できないという場合がある。たとえば仕事で大事な会議がある、自分しかできない仕事を抱えている、出張をしなければいけないなどの理由がある。
葬儀に参列できなくても、通夜に参列できる場合にはいいのだが、両方に都合がつかない場合の作法を紹介しよう。
参列できないときは電報を打つ
通夜にも葬儀にも、理由があり参列できないという場合には、遺族に電話連絡を入れればいいと思うかもしれない。
しかしこれは作法違反だ。遺族は、大切な人が亡くなったことで精神的にも参っているし、葬儀の準備などもあり、いろいろと忙しいものだ。
その忙しいさなかに、連絡を入れると迷惑がかかる。だから葬儀にも通夜にも参列できないという場合には、当日までに電報を打つのが一般的だ。
葬儀に行けない場合の言葉は?
葬儀が終わってから、香典と一緒に、手紙を添えて郵送する。お悔やみの手紙だから、できれば時期としては初七日までに届くようにするのが作法だ。
手紙の内容は伝えたいことがある場合には、簡潔にまとめて書く。その際注意しなければいけないのは、重ね重ねという文言のように重ねるような忌み文言を使わないのが作法だ。
香典を送ると香典返しなどをしなければならないから、それを気遣って、送るのをやめる場合には、花を贈るのがいい。この場合の時期としては四十九日までに送るのが一般的なタイミングだ。