お悔やみ状やお香典のお礼状、弔辞の文例は短くても大丈夫!!

葬儀
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はじめに

お悔やみ状やお香典のお礼状、弔辞の文例を見本として掲載しています。そうした文章は、短くても大丈夫なんですよ。どうぞ参考にしてください。

仏事に関わる文面には決まりごとがある

突然の葬儀でどうしても参列できない場合、お悔やみの気持ちを文書で伝えます。また遺族も、口頭で挨拶を交わす時間も十分にとれないため礼状で感謝の気持ちを伝える場合があります。仏事に関わる文面には普段にはない決まり事が幾つかあるので気をつけましょう。

お悔やみ状

お悔やみ状とは、何らかの理由があって葬儀に出席できない時に、弔問の代わりに送るものです。お悔やみ状は頭語や時候の挨拶などをすべて省き、以下のような内容で構成します。

・訃報を受けたことについて

・遺族への慰め、励ましの言葉

・弔問に伺えなかったことへの詫び

・香典や供物について

文面は基本的に手書きで、忌み言葉や宗教によって違う言葉に注意します。訃報を受けたらできる限り早くに出すようにして、初七日までに届くようにすましょう。

(例)

 ご尊父様のご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

 かねてからご入院中とのお話は伺っておりましたものの、回復を信じておりました。ご心中は拝察いたしますが、どうかご心労で倒れることのないよう心からお祈り申し上げます。

 本来ならば、馳せ参じましてご焼香申し上げるところ、やむを得ぬ事情がございまして、こうしてお手紙を差し上げる次第でございます。まことに心苦しく存じますが、なにとぞご寛恕(かんじょ)ください。

 まことに些少(さしょう)ながらご香料を同封いたしましたので、ご霊前にお供えいただきたく存じます。

 まずは、書中にて謹んでご冥福をお祈りいたします。  合掌

香典の礼状

遠方から出席された方や、弔問には来られず香典、供物、供花を送って頂いた方、弔電を頂いた方には礼状を出します。礼状の内容は、会葬者への感謝や、今後への思い、故人がどのような最期を迎えたかを伝えます。葬儀社やデパートの弔事コーナーであらかじめ用意された文面もありますが、それらを使用する際は、一言書き添えると良いでしょう。また、故人の遺志によって香典返しをしない場合は、その旨も礼状に書き添えます。

(例)

 このたびは父の死去に際しまして、お心のこもったお悔やみ状と過分なご香料をいただき、誠にありがとうございました。

 旅立ちの一週間前まで、普段と変わらぬよう自宅と過ごしておりました。入院してからも、病の進行は思った以上に早く、私たちでさえも戸惑ったほどでした。それでも、家族へありがとうと言えたことは、父にとって満足のいく最期だったと思います。

 今は一日も早くこの悲しみを乗り越え、家族が元気に暮らしていくことが、何より父の供養になるものと思っています。

 父が生前賜りました御厚情に改めて感謝いたしますとともに、今後も私たちに変わらぬご指導いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

弔辞の礼状

いただいた心遣いへのお礼とともに、生前の厚情に感謝する気持ちを述べるのが弔辞の礼状です。故人の氏名、無事葬儀を終えたことの報告を記述します。悲しみを強調したり、暗い文面にすることは避け、時候の挨拶などの全文も不要です。便箋・封筒はグレーか黒の縁取りの私製はがきと角封筒が一般的ですが、近年は色付きの紙を用いたり、イラストを添えることも見かけます。

(例)

 故○○儀 葬儀に際しましては、ご多用中にもかかわりませずご来駕くださいましたうえ、ご丁重なご弔辞ならびにご厚志を賜り、謹んで御礼申し上げます。

 生前、一番親しくさせていただいた●●様にご弔辞をいただいて、故人もさぞ喜んでいることと思います。

 ●●様にいただいた数々のお心づかいに、故人も大変感謝していることと存じます。故人に代わり、改めてお礼申し上げますとともに、今後とも生前変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

 本来ならば参上して御礼申し上げるべきところ、略儀ながら書状をもちまして御礼申し上げます。

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